通年プログラム:体験塾の1日
体験塾の1日
宿泊プログラムが多いエコビレッジライフ体験塾の<通年コース>。例えばこんな1日を過ごします。
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1日目午後は、坂本一雄さんの畑の講座から
今日最初のプログラムは、坂本一雄さんの畑の講座です。参加者の皆さん、メモを取りながら真剣に耳を傾けています。 講座後は畑の様子をともに観察し気づいた点を伝えていただいたり、時には一緒に作業することもあります。 -
夕食はベジ餃子。みんなで包みましょう
今日お昼ではなく「晩ご飯持ち寄り」の日もあるのですが、今日はみんなで夕食準備をしましょう。メニューは「ベジ餃子」。小麦粉を練って皮づくりから行います。みんなで包んで、大量の餃子が出来上がりました
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みんなで食べればなお美味しい。
温泉に行って汗を流したあとは、待ちに待った夕食です。「みんなで食べる」が体験塾の基本のキ。体験塾は講座の日だけのおつきあいではないので、様々な機会に集まり1年を通してかなりの食事を共にすることになります。「親密度は同じ釜の飯を喰う回数に比例する!」が塾長イトウの持論です。 -
夜はのんびり好きなことを…
「泊まり」は体験塾の最大の特徴かもしれません。夕食後に(時にお酒を交わしながら)話す時間がなにより楽しい、という方も。年齢も職業もお住まいの地域も違う方々が、学びや作業や対話を繰り返しながら「コミュニティ」となっていく様子を塾長イトウは毎年目の当たりにしているのでした。 糸紡ぎや豆の選別などの「手仕事」をしながらというのも、どこか空間に安心感をもたらしてくれている感じがします。 -
早起きした人は朝飯前のひと仕事。
薪割りに畑の除草… 朝です。起きた方から思い思いに過ごしています。本を読む方(蔵書も興味のありそうなものを揃えています)、土手を散歩する方、ガーデンの除草をしてくださる方、Coccoさんのエサやり卵採りを手伝ってくださる方。ガーデンから朝食用の葉野菜やハーブを摘んできて下さる方も。 朝からチェンソーで木を切ったり薪割りに勤しむこともあります。
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小腹がすいたところでヨガタイム
毎回ではありませんが、ヨガなどで体のメンテナンスも(2014年度は参加者でヨガの先生がいらっしゃったのでこの時間がとても充実しました)。「自給」そして「自然とともに在る暮らし」を考えるとき、自分の体をどう整えるのかも考える必要があります。「健康であること」は、心地よい暮らしに欠かせないですよね。 -
待ちに待った朝食。今日も始まります
ようやく朝ごはんの時間となりました。今日のメニューは、自家製のカンパーニュと昨年作ったジャムいろいろ、野菜スープとCoccoさんの卵をふんだんに使ったオムレツです。 体験塾の食事では、消費者としての「安心・安全な食」というよりも、「由来のわかる食べ物を丁寧に食べること」にこだわっています(といっても時にはジャンクなものも楽しんでます…。知識としての基本はおさえつつ、理念に「縛られすぎないユルさ」も体験塾の特徴なのです)。 -
塾生さんが講師を務めるミニ講座。
これも体験塾の名物かもしれません。受講生の皆さんが輪番で講師となっていただく時間です。30分ほどの持ち時間で、自分の得意なことを一緒にやっていただいたり、興味あることを伝えていただいたりします。今日はFさんの「チクチク工房」。裁縫が好きなFさんを講師に、箸入れを縫っています。「石鹸づくり」「ホウキづくり」といったモノづくり系から「ヨガ」「ハンドマッサージ」などの体メンテナンス系、「カンテレ紹介」「ジャズ入門講座」など趣味を紹介していただくものまで、バリエーションも豊富で、毎回ワクワクして(講師をされる方は緊張して)この時間を迎えます。
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実習ロケットストーブ
体験塾では「持続可能な暮らし」の様々な技術を体験的に学びます。今日の実習は「ロケットストーブづくり」。みんなで制作した後にはもちろん着火し、「自分の生活ではどう使えるか?」を話し合ったりしています。 保存食作りやコンポスト作りなど内容は様々ですが、それぞれが暮らす場でどう応用していくのか、「暮らしをデザインする視点」で実習を行っています。 -
畑の作業。よく観察しながらお願いします
今回最後のメニューは畑の作業。体験塾では、種まきや苗の定植、支柱立て、脇芽取りなど、時期に合わせた畑の作業を年間通して行います。 といっても、体験塾は「園芸講座」ではないので、「美味しい野菜をたくさん作る技術」というよりも「土や植物と向き合う視点」を持っていただくことを望んで畑の実習も行っています。草取りだって、そこに生える草や生きる虫と向き合うチャンス。もちろん作物の状態もよく観察していただきます。 -
働いたあとのスイーツをいただきながら、感想のシェアリングタイム
毎回、最後にみなさんの気づきや感想を述べていただく時間を設けています。時々お出しする自家製のスイーツを楽しんでいただきながら、お互いの感想にうなづき合う時間です。 各回の感想は、この後記述してメールでも送っていただいていますが、体験した感覚を「なんとなく感じる」にとどめずに「言葉にして表現する」ことが大切だと体験塾では考えています。
一緒に汗を流し、考え、伝え合い、寝食を共にしながら、暮らしを学び暮らしで遊んでもらうのが、体験塾のプログラムです。